クラシック、フラメンコ、ジャズ、アコギ、その他さまざまなジャンルでギターが使われています。そのギターの持つポテンシャル(可能性)を見て学べたらと思い、動画サイトなどで見つけたわたくしが個人的に気になった動画を順不同で紹介していきます。ギターの奏法的可能性ばかりでなく、ジャンルを超えギター音楽のもつ素晴らしさを探ってみたいと思います。また、一流のギタリストばかりでなくどさくさまぎれにわたくし個人のアレンジもの等を掲載することがありますがご容赦ください(^^;
自己のバンドであるポリスや、ソロでのボーカルや作曲というイメージが一般的かもしれませんが、ベーシストとしての腕前も素晴らしくジャズやラテンなどを見事に消化して曲や演奏に活かされています。また、ギター(とリュート)も演奏し、クラシックの歌曲をとり上げたアルバムも発表しています。
ジャズ・ピアノの巨匠チック・コリアの最初のバンドでそのキャリアを出発したこの速弾きギタリストは、フラメンコギターの神パコ・デ・ルシアとの共演など様々なアーティストとのコラボレーションで類まれな才能を発揮してきた。ナイロン弦、スチール弦のアコギからエレキまでこなすばかりでなく、ギターシンセを駆使し、クラシックギターからディストーション・サウンドが飛び出すなど!
スペイン、アンダルシア地方に生まれた技巧派ギタリスト。スタイルは古風だが本格フラメンコも出来るクラシック・ギタリストというのはそう多くはないはず。親の代からギター音楽家という血統書付ギタリスト。
現代クラシックギターの巨匠であるこのギタリストはスペイン人ではなくイギリス人でした。ビウェラやリュートも演奏。21世紀に入り引退。数多くの録音は消えることの無い輝きを放っています。
グラミー賞の生涯功労賞などというタイトルまで持つアメリカのギターレジェンド。カントリー・スタイルを土台にジャズやクラシックを独自に消化吸収したソリストです。
オーストラリア生まれのフィンガーピッキングの達人とはこのお方。普通のピックやサムピックも使用するなどピックと指とのハイブリッドな名手。ご覧の通りのエンターテイナーぶりで思わず微笑んでしまうこのギタリストはシドニーオリンピックの開会式でも演奏しています。
ゴルフも達者なこの英国人ギタリストは、セゴビアやブリームの伝統を引き継ぐ正統派とも言えるでしょう。落ち着きある音楽性とスキの無いテクニックで、世界中を駆け巡られています。
ナイロン弦の音質と洗練されたフィンガーピッキングの音色にはついうっとりさせられますね。おススメの動画を随時、追加してゆきたいと思います。
フラメンコ発祥の地、スペインはカディス県、へレスの街のヒターノ(ジプシー血筋)で、歴史的フラメンコ・ギタリストと言えばこの方。二世(Diego Del Morao)にもその血が受け継がれています。古さと新しさそれぞれの良い部分が見事に一体となっているギターは、フラメンコ以外のジャンルにもインスピレーションとなるに違いないと思います。
ブラジルの7弦ギター奏者で、ブラジル音楽を主軸にジャズやクラシック、様々な音楽を吸収し既に独自のスタイルを確立しています。このギタリストは、クラシックの伝統的なギター奏法に根をおいているをようで、驚きのテクニックの中に潜む美しさに心を打たれるギターサウンドです。
ジャズギターの巨匠ジョージ・ベンソンや、ラテン・ジャズ・ピアニストのミシェル・カミロとの共演でフラメンコとジャズの接点を拡大したこのギタリストは、偉大なフラメンコ歌手カマロン・デ・ラ・イスラに伴奏者(パコ・デ・ルシアの後継ぎ)として見出された、根の深い生粋ジプシー・フラメンコ・ギタリストです。
フラメンコやジャズを聴かれる方やラスゲアード奏法をご自分のスタイルに取り入れたいという方にはあまりにも有名な「フラメンコ・ギターの神」とまで呼ばれたこのギタリスト。ジャンルやスタイルを問わずこれからギターを始めようという方にとっても「ギターってこんなことが出来るのか、こんな音が出せるのか」の見本として一見しておくことをお勧めします。
現代フラメンコ・ギタリスト界の代表、ということでお二人紹介したいと思います。まずはスペインの国レベルのフラメンコ・ギター・コンテストの5大タイトルを総なめにしたこのギタリスト、少年時代には日本にいたこともあり父親と共にプロとして舞踊伴奏の経験を積んでいます。演奏家として素晴らしいだけでなく作曲においてもフラメンコギターの歴史性と個性とが見事にブレンドされていると感じます。
ウクレレの革命児として今やジャンルを越えた音楽家として活躍されているこの方。4本弦のギターとも言えるウクレレはギターのちょうど⑤⑥弦を無くしてカポタストを5フレットにはめたものと同じ音になります。6本無くてもソロは可能だということや、音楽における「間」の魅力を喚起してくれる素晴らしいプレイヤーだと思います。
故パコ・デ・ルシアに次いで、フラメンコギターというと広く一般的にはこのギタリストの名が出てくるのではないでしょうか。ここにはビセンテ・アミーゴの「いいな~」と思った動画を見つけたら随時追加してゆきます。
ここでは、フラメンコギターをやっている方やフラメンコファンであれば有名な方々なのですが、そうでない方々には知る機会が少ないと思われるギタリストたちを随時アップしてゆきます。
我が家でも家族中でどこからともなく口ずさむ、人気映画の曲「Let It Go」ですが、レッスンでもこの曲をやりたいというお声も多く、どんな曲かなと取り組んでみました。
カポ1で原曲と同じキーにして弾いています。曲全体やってみました。
松たか子さんの歌う日本語var.を主に参考にしてアレンジしました。
以下、アレンジ時に気を付けた点をいくつか挙げておきます。
・メロディラインがボーカルライクになるようにスライドやスラー(ハンマリング、プリング)を多用かつ伴奏音としての低音は要所を押さえて鳴らす
・1回目のサビは低音は強調しないように低音を少なくし、2回目のサビでは⑥弦⑤弦の低音を使って伴奏音も増やす、そして3回目最後のサビではメロディを多少省いてジャカソロ化してリズム感を出す
・自分にとって印象的だったコードのサウンドは意識的に取り入れた etc.
実際、生徒さんのリクエストが増え、アイデアをまとめ上げる時間も録画の時間もそう多くは取れず今回はここまでにしておきました。あなたならもっと素晴らしいアイデアで編曲できるかもしれませんね。自分なりの解釈を持ってぜひアレンジにも挑戦してみてください☆