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少しずつ成果と課題とを得ながら慌てずに

10月の公演のため、そのたった2曲のため、簡単すぎる人も、出来るかなぁという人も、少しずつ練習に集い始めています。言い出しっぺとしましては、本番の演奏がうまくいくとか以上に、したたかな継続力と無理強いしない持続性で、とにかくレベルや世代問わず音楽を共に出来るという機会を作り上げてゆけるかが鍵だと考えており、そのためのBigBand、です。それが出来て来ればもうちょっとマニアックなセッションチームや、趣味の合うメンバーたちによるアンサンブル、自分自身の活動を持っている人達の演奏機会、など自然に幅が広がってゆくという計算です。


時折、コロナ前のことはすっかり忘れてしまったかのような感覚に陥ることはありませんか?リアルでたくさんの人数が一度に集まるのは簡単なことではないなと改めて感じると同時に、オンラインを活用して時間と空間のズレを埋め合わせていたことに改めて気が付きました。これからも両者をうまくブレンドしながら、持続的な音楽活動のための環境づくりに取り組んでゆきたいと思います。音楽が人にとって非常に重要なものであることを分かったとしても、かといって命が差し迫った状況下では一旦姿を消すようなもの、しかし人生全体を通して見たときには、何を食べたかとかどこで眠ったとか以上に重大な記憶と共にあるのが音楽ではないでしょうか。それをすぐに埋もれた状態にしてしまわないようにする、生活とかけ離れた存在にしてしまわないようにする・・・。この長期戦を勝利してゆくには、ありったけの力で一発ぶっ放すやり方では太刀打ちできない・・・。未来を描き続け現実を受け止め続けかつ楽しみながら休むことがあってもそれは進むため・・・。ぜひあなたも、楽器を自ら手に取って演る側で!お待ちしています。