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コロナ禍「おんさらいかい」のはじまりとリモートアンサンブル

おんさらいかいのはじまり

「緊急事態宣言」という不気味な言葉にすべてが一旦フリーズしてしまった・・・後になって振り返れば歴史の転換点と言うのはあんな感じで、衝撃としてまたそれにすら馴れっこになって薄れてゆく記憶として、過去のことになってゆくのだなと感じるものです。新型コロナの世界的大流行は2019年末のニュースに始まり翌2020年からは前代未聞の展開が世界を襲いました。

 

オンラインおさらい会という意味合いで始めた「おんさらいかい」は当初は教室発表会の動画収録版で、密を避けてという感染予防対策の中で出て来たアイデアでした。コロナ禍を期に様々な物事がオンライン化デジタル化を急ピッチで進める辞世となり、レッスンもリモートで行うことが増え、YouTube動画を活用することも増えていきました。

 

初めての発表会オンライン配信は2020年12月24日のクリスマスイブでした。画面の前でドキドキワクワクしながらYouTubeを見るというスタイルが生まれたのです。まとめた側にとっても全てが初めての取り組みばかりで、その中にジュニアの男の子たち3名が一切直接対面で合わせることなく編集によってアンサンブルするという小さなリモートアンサンブルもありました。それが20人30人40人規模のビッグバンドあるいはオーケストラへと拡張してゆくことになったのです。