イントロ編も今回でラストです。
最後は、歌の部分をフルサイズ使ってゴージャズにお膳立てするこれまたよくあるタイプのイントロ、「カデンツァ風」をご紹介。
この「カデンツァ」というのは、バロック時代などのクラシック音楽において、オーケストラをバックにバイオリンやピアノなどが演奏するコンチェルト(協奏曲)という曲種の中で
ソロ楽器のみで即興的で技巧的なフレーズを弾く部分があるのですが、それのことです。
アプローチの発想法をまず挙げてみます。
・コード進行は基本3コードのまま
・メロディは多少意識しつつもあくまでコード進行をもとに以下のような内容で組み立てた
①単純な上昇下降のスケール
②アルペジオ(コードトーン)
③dim7やsus4などコードにちょこっと彩りを加味
譜面の一部も紹介しておきます。これらを参考にして、ぜひ自分自身のやり方で創作もしてみてください!
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