ひとつの楽曲を自分らしく、自由に、気分に合わせて、感情のほとばしるがままに、楽しく、ワクワクしながら、演奏できたらいいですよね?基礎練習も、理論を学ぶのも、結局は楽しく自在に音楽を奏でられるようになるために行っているわけです。学び、身につけた(これから身につける)内容を形にするべく、たった一つの同じ曲をどのようにアレンジして弾けるものなのか、掘り下げてみたいと思います。
ギタリスト視点で、実際に演奏することを前提とした、アレンジのアイデア40連発!ソロギターで曲を作ったり編曲したりする上でも役に立つアプローチ法の数々。「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」を題材とし、ギターでのアレンジ手法の基本から応用までを解説してゆきます♪
1歳の赤ん坊でも覚えて口ずさめる誰もがご存じのこの曲、どのようにアレンジできるのか?一緒に、その可能性と面白さを見てゆきましょう☆
と、そのまえに、まずは簡単に題材曲「Happy Birthday To You」の原型をみてみましょう。そして楽曲を把握する際のポイントを挙げておきます。
ポイント1:
メロディはおなじみですが「ドレミ」の歌詞をつけておきます。言いかえると、調が変わってもドレミで歌えるようにするという意味です。
ポイント2:
原型はコード進行を、極力シンプルに付けておきます・・・。スリーコードに、プラスα程度でいいです。
譜例です。まだ何にも装飾されていないプレーンな状態ですが、この曲の原型をしっかり、無駄を排して簡潔に、捉えておくこと、これがスタート地点として大変重要になります。
次回はこれを簡単ソロギターにしてゆく方法です。
※このシリーズは、以前FC2ブログ時代にまとめた連載の加筆修正編です。譜例や動画も一部はさみながらお送りいたしますが、アレンジの実践にご活用頂く上での参考資料ということで音質等の面で観賞用にはふさわしくないかと思います。ご了承願います。
「この曲どう料理する?ギタリストのアレンジ術40策(1)」>>次の記事