これまで「知識ゼロからのギターコード攻略」と題して連載してまいりましたこのシリーズでしたが、具体的にはダイヤトニック・コードを中心に、そこに関連する様々な性格のコードを見てきました。キーがはっきりしている一般的な音楽(調性音楽)においては、曲の中で起こっているコードの展開はこれまで述べてきたものでほぼ全てだと言えるでしょう。それ以外のコードが出てくるケースと言えば、キー自体が変わる「転調」という現象が主なものですがここでは割愛させていただきます。
「知識ゼロからのギターコード攻略」はここで一区切り、完結とさせていただき最後にまとめとして一つのキーで12半音各音に使用可能なコードを一覧表にしておきます。もちろん前後のコードとの関係があってのコード進行です。表にあるからといって何でも良く響くわけではありませんので、その辺りはこれまでの記事で説明しました内容を参考にご自身で様々なコード進行を試してみたりすることで学んで行ってくださいね。
なお、続編として「テンションコードとスケール」にフォーカスした内容を考えております。
表中の各項目の説明は過去の記事をご参照ください。シリーズ全記事の目次と合わせてリンクを付けておきます。
<「知識ゼロからのギターコード攻略」全記事目次>
(15)「ダイアトニック」とは?:音楽のタネあかし!?ダイアトニックコード①
(16)ダイヤトニック上の7つの単音とコード:音楽のタネあかし!?ダイアトニックコード②
(17)ダイヤトニック・コードの各機能:音楽のタネあかし!?ダイアトニックコード③
(18)ローマ数字付コード(ディグリー・ネーム):音楽のタネあかし!?ダイアトニックコード④
(19)ダイアトニックコードの実際①:④弦~①弦のコードフォーム(前編)
(20)ダイアトニックコードの実際②:④~①弦コードフォーム(後編)
(21)ダイヤトニックコードの実際③:⑤~②弦/⑤+③②①弦コードフォーム(その1)
(22)ダイヤトニックコードの実際④:⑤~②弦/⑤+③②①弦コードフォーム(その2)
(23)ダイヤトニックコードの実際⑤:⑤~②弦/⑤+③②①弦コードフォーム(その3)
(24)ダイヤトニックコードの実際⑥:②③④+⑥弦/③~⑥弦コードフォーム(その1)
(25)ダイヤトニックコードの実際⑦:②③④+⑥弦/③~⑥弦コードフォーム(その2)
(26)ダイヤトニックコードの実際⑧:②③④+⑥弦/③~⑧弦コードフォーム(その3)
(27)3つしかないコードの機能:ダイヤトニックによるコード進行その①
(28)標準の代理コード:ダイヤトニックによるコード進行その②
(29)セカンダリー・ドミナント:ダイヤトニックによるコード進行その③
(31)マイナー・ダイヤトニック:ダイヤトニックによるコード進行その⑤
(32)マイナー・ダイヤトニックのコードフォーム:ダイヤトニックによるコード進行その⑥
(33)マイナー・ダイヤトニック・コードの使用例:ダイヤトニックによるコード進行その⑦
(34)サブドミナント・マイナーとは?:ダイヤトニックによるコード進行その⑧
(35)サブドミナント・マイナー応用編:ダイヤトニックによるコード進行その⑨
(36)ドミナント・セブンス・コードの特殊なケースその①「ブルース由来」
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