前回に引き続き、⑥弦ルートのコードフォームで弾くメジャー・ダイヤトニック・コード全キー版(その2)です。さっそく見てみましょう。
キー=Eのダイヤトニックコード ②③④+⑥弦/③~⑥弦
キー=Bのダイヤトニックコード ②③④+⑥弦/③~⑥弦
ここまでは、はじめのキーCからずっと#を一つずつ増やして、C→G→D→A→E→Bと来ましたが、ここからは表記をb系にしていきます。このあと「CbM7」というコードや音が出てきますが、そうですC音を半音下げるとB音と全く同じ音になるわけで、「BM7」とすれば良いのでは?と思うところですが表記上(理論上)は「CbM7」と表します。これは「異名同音」とよばれ「F#とGb」「C#とDb」などもそうです。
キー=Gbのダイヤトニックコード ②③④+⑥弦/③~⑥弦
キー=Dbのダイヤトニックコード ②③④+⑥弦/③~⑥弦
次回(その3)でようやく一区切りです。この基本型が分かってこそ、「転回」「テンション」「ボイシング」「ノン・ダイヤトニック」etc.を理解することができます。ぜひ、何度も押さえて、鳴らしてみて、響きに親しんでみてください。