全12キーの全てのダイアトニックコードを弾いたことはありますか?
第19回目となるこのシリーズ「知識ゼロからのギターコード攻略」ですが、(15)(16)(17)(18)では、音楽の楽曲の中身がどのようになっているのかというその秘密がここにあるということでダイアトニックコードについて見てきました。
さあ、ここからはギターで実際に全てのダイアトニックコードを鳴らしてみて、サウンドと押さえ方で確認してゆきましょう。ここでは最もギターで使われるコードフォームの中から整理して紹介してゆきます。なお、コードの押さえ方の可能性は他にもまだまだ考えられるわけですが、実用性を重視した基本のフォームが次の5つのパターンだとご理解ください。
「④~①弦のコードフォーム」
「⑤~②弦のコードフォーム」
「⑤+③②①弦のコードフォーム」
「⑥~③弦のコードフォーム」
「⑥+④③②弦のコードフォーム」
それでは、最初に「④~①弦のコードフォーム」を弾いてみましょう。#もbもついていないシンプルなキーC(メジャー)のダイアトニックコードから見てみましょう。
④~①弦のコードフォームによるダイアトニックコード全12キー(前編:ギター主要6キー)
続きまして#が1個つくキーであるGのダイアトニックコード、④~①弦フォーム一覧です。
#が2つ、Dメジャーです。
#が3つ、Aメジャーです。
#が4つ、Eメジャーです。
Eの次の#が5つのキーであるBメジャーは、ジャンルにもよりますがギターの曲ではそれほど多く見かけられるものではありません。むしろ、Eより半音上、bが1つついただけのFメジャーの方がよく出てくるのではないでしょうか。ということでFのダイアトニックコード一覧です。
ここまで6つのキー、特にギター音楽でよく使われるギター主要6キーのダイアトニックコードの見てきました。残りのもう6つのキーは後編に続きます。