丸暗記したいセブンスコード主要フォーム:知識ゼロからのギターコード攻略(14)

前々回(12)「四和音には覚え方作り方がある」で触れた、CMaj7の3つのコードフォームをもとに、前回とり上げた主なセブンスコードであるC7、Cm7、Cm7b5、Cdim7、CmM7、CaugM7を実際に作ってみましょう。そして何弦の音がどのように変化しているかよく見比べながら聴き比べながら鳴らしてみてください。

 

ところで、ここに出てくるコードは全て4弦構成です。5つの弦、6つの弦全てを鳴らすコードフォームでは表示しておりません。これは音の重複を避けて見やすくするためと、聞いたときの区別をしやすくするためでもあります。もし5つ6つの弦を使って、あるセブンスコードを鳴らしたい場合は押弦可能な音をさがして加えてみてください。

 

たとえばということで一つ示しておきます。

構成音が各音1つのCMaj7のフォーム
構成音が各音1つのCMaj7のフォーム

①弦と⑤弦にも音を追加したCMaj7
①弦と⑤弦にも音を追加したCMaj7

 

 

 

それではここから5+2種類のセブンスコードの押さえ方を見てゆきましょう。CMaj7についてはこちらを参照してください。

 

まずはC7です。

Dフォームすなわち④弦ルートのタイプ、Aフォームすなわち⑤弦がルート、Eフォームすなわち⑥弦ルート、のそれぞれについて鳴らしてみましょう。

 

C7:Dフォーム
C7:Dフォーム
C7:Aフォーム
C7:Aフォーム
C7:Eフォーム
C7:Eフォーム

 

 

 

つぎに、Cm7です。

C7と比べると、3度が半音下がってますね。

 

Cm7:Dフォーム
Cm7:Dフォーム
Cm7:Aフォーム
Cm7:Aフォーム
Cm7:Eフォーム
Cm7:Eフォーム

 

 

 

Cm7(b5)、あるいはハーフディミニッシュコードです。

Cm7からさらに5度が半音下がってます。

 

Cm7b5:Dフォーム
Cm7b5:Dフォーム
Cm7b5:Aフォーム
Cm7b5:Aフォーム
Cm7b5:Eフォーム
Cm7b5:Eフォーム

 

 

 

Cdim7、ディミニッシュコードです。

ハーフディミニッシュとの違いは7度のところです。減七音程になってます。減7は長6度と同一音です。

 

Cdim7:Dフォーム
Cdim7:Dフォーム
Cdim7:Aフォーム
Cdim7:Aフォーム
Cdim7:Eフォーム
Cdim7:Eフォーム

 

 

 

Cm(M7)とCaugM7です。

 

Cm(M7):Dフォーム
Cm(M7):Dフォーム
Cm(M7):Aフォーム
Cm(M7):Aフォーム
Cm(M7):Eフォーム
Cm(M7):Eフォーム

Caug(M7):Dフォーム
Caug(M7):Dフォーム
Caug(M7):Aフォーム
Caug(M7):Aフォーム
Caug(M7):Eフォーム
Caug(M7):Eフォーム

 

 

いかがでしたか?コードというのはわずか音が半音や1音ずれただけで区別されています。初めは弾き比べてじっくり聴いてみてもその違いが何なのかわからないかもしれません。コードのサウンドを記憶し区別できるのには経験が必要かもしれません。しかし、だからこそ「何というコードが存在してるのか?」を把握することが、その経験の不足を補い、記憶し習得する時間を短縮することにつながりますので、根気よく取り組んでください。

 

ここまでで準備が整いましたので、次回からは魅力いっぱい「ダイアトニックコード」について説明してゆきたいと思います。

 



前の記事<< 「知識ゼロからのギターコード攻略(14)」 >>次の記事

「知識ゼロからのギターコード攻略:目次」