4種類の三和音(トライアド)違いを見分ける聞き分けるには?:コード攻略の突破口②
:「Caug」 または「C+」「C#5」
「C」 または「CM」「Cmaj」「C△」
「Cm」 または「C-」
「Cdim」 または「C。」
ギターの調弦法に起因するズレが生じます。これは、⑥弦ー⑤弦、⑤-④、④-③、そして②-①の弦同士の音程間隔は完全4度であるのに対し、②弦ー③弦間の音程間隔のみ長3度となっているためです。
次に、4つのトライアドを、コードフォームつまり形で比較してみます。ルート音はどこでも構いません。ぜひギターを持って目と指と耳をつかって確認してみてください。最初に共通のフォームをもつ、⑥⑤④弦上および⑤④③弦上です。
aug ⑥⑤④弦/⑤④③弦
maj ⑥⑤④弦/⑤④③弦
m ⑥⑤④弦/⑤④③弦
dim ⑥⑤④弦/⑤④③弦
次に④③②弦です。上の図のフォームと少し違うことに注意して実際に音を鳴らしながら確認しましょう。「メジャーというのはこういう響き」とか「ディミニッシュは何だか不気味なサウンドだな」など自分なりで構いませんので、ぜひ4種類それぞれの特長を味わいながら進めてください。
aug ④③②弦
maj ④③②弦
m ④③②弦
dim ④③②弦
最後に、③②①弦のフォームです。これも上に紹介したフォームと異なっていますね。音域が高くなってきていますが、4種類のトライアドそれぞれのキャラは同じだということをよく確認しながら鳴らしてみましょう。
aug ③②①弦
maj ③②①弦
m ③②①弦
dim ③②①弦
メジャーやマイナーというのは、様々な音楽の中で出てくる頻度も多く、明るい暗いなどとイメージしやすい響きを持っています。その他の2つ、オーグメント、ディミニッシュはコード初心者の方にはなかなかピンと来ないこもしれません。そこで、誰かが言ってたのですが、オーグメントは「教育テレビの理科の実験番組」、ディミニッシュは「火曜サスペンス劇場」(笑)・・・という感じです。ぜひ耳を使って聴き比べてみてください。